今年3月に横浜をスタートし、パラオのフィニッシュラインを目指す「日本-パラオ親善ヨットレース2024」。現在3艇がエントリーし、2019-2020年大会に続くレースが開催される予定だ。
前回に続き、このレースの伴走艇を務めるのが帆船〈みらいへ〉。その役割と並行して、この航海において海洋政策研究所(OPRI)が展開する「国際海洋人材育成プロジェクト」が開催されることになり、現在参加者を募集している。費用の大部分は本事業で負担されることとなっている。
※以下は公式リリースより引用
笹川平和財団海洋政策研究所(OPRI)では、持続可能な海洋の利用を実現する上で、2030年以降に活躍する次世代の海洋リーダー育成が喫緊の課題と捉え、2022年から5年間で100名の若者を支援することを掲げ、船舶や国際会議の場を活用した海洋リーダー育成プログラムを展開しています。
今般、西太平洋海域を航行する船舶に乗船する機会を捉え、同海域の現状や課題への理解を深めるとともに、自らの地域における海洋問題を持ち寄り共有し、その解決策を議論することにより、求められる行動への合意形成プロセスを体験し、相互理解を深めることを目指し、下記内容にて乗船者を募集することとしました。
前回大会でも伴走艇を務めた〈みらいへ〉。このときはパラオの子供たちが乗り込み、長い航海で大きな経験を得た
募集締め切りは1月5日(金)23:59と迫っているが、興味のある方は是非応募してみてはいかがだろうか。
(文=舵社/安藤 健 写真=舵社)
●募集概要
【航海のスケジュール】
出航:2024年3月10日(横浜)
下船:2024年3月24日(パラオ共和国・マラカル島)
※3月9日までに横浜集合。パラオにて出国する人の現地出発は3月27日を予定。
【参加資格】
13歳以上22歳以下の中学生、高校生、大学生※(例外あり)
【募集数】
25名(予定)(書類選考により、最終合格者を決定)
【応募方法】
こちらのフォームからオンラインで応募(英語)
【応募締切】
2024年1月5日(金)23時59分(日本時間)
【結果通知】
2024年1月12日(金)(予定。内定された方のみ結果をお知らせ)
【その他追記事項】
・申請者居住最寄りの空港から日本までの交通費、パラオから申請者居住最寄りの空港までの旅費交通費、日本やパラオでのホテル宿泊費(必要な場合)、および乗船経費(航海中の宿泊費、食費を含む)はOPRIが負担します。その他の費用(旅券(パスポート)および査証(ビザ)発給手数料、海外旅行保険料など)は自己負担となります。
・参加者の中から若干名を、2024年11月に東欧で開催される予定のCOP29(気候変動枠組条約締約国会議)への参加を支援する可能性があります。
(問い合わせ)
E-mail: oceanpolicy-event@spf.or.jp
https://www.spf.org/opri/news/20231220.html
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