国連が定めた「海洋科学の10年」の取り組みの一環として、19カ月をかけた地球一周の航海「ワン・オーシャン・エクスペディション」に出発したノルウェーの大型帆船〈スターツロード・レムクル〉。9月から10月にかけて横浜、那覇、石垣に寄港し、航海目的である持続可能な開発目標(SDGs)における海洋の重要な役割を伝える。
〈スターツロード・レムクル号〉 日本でのスケジュール
2022年9月12日(月)~15日(木):横浜港(横浜ハンマーヘッド)
2022年9月24日(土)~28日(水):那覇港
2022年10月1日(土)~7日(金):石垣港
2023年4月の航海終了までに55,000海里を航行して世界36港を訪問予定で、9月の横浜がアジアの国への初寄港となる。船では若者、科学者、国際的なリーダーが協力し、教育、科学、技術などの分野で海に関する新しい知識の構築を図る。横浜滞在中には、SDGsのテーマに沿って海洋科学への関心を喚起するビジネス・学術セミナーなど、関係者向けのイベントのほか、9月13日には海洋・極地研究の一般向けプレゼンテーションを行う「オープンシップ」も予定されている。
「ワン・オーシャン・エクスペディション」は、ノルウェー政府、ユネスコ、ユニセフ、ノルウェー国内外の大学や海洋研究機関などの協力のもと実施されている。また、多くの商業パートナーが、直接的な資金提供や現物支給、あるいは特定の区間の協力にあたるパートナーとして参加している大規模なプロジェクトとなっている。
(問い合わせ)
駐日ノルウェー大使館
TEL: 03-6408-8100
E-mail: emb.tokyo.info@mfa.no
https://www.norway.no/ja/japan/norway-japan/news-events/news/35/
(文=Kazi編集部 写真=駐日ノルウェー大使館)
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