釣りガール・晴山由梨ちゃんが、ヤマハマリンクラブ・シースタイルの各地のホームマリーナを訪れ、その海域でレンタルボート遊びを満喫する、『ボート倶楽部』の連載「Sea"Trip"Style」。
舵オンラインでは、その連載で過去に訪れたホームマリーナの魅力を、誌面では紹介しきれなかったオフショットとともに、あらためてご紹介したい。
今回は、2023年6月号で訪れた、マリーナアルパマ(長崎県)での遊び方。
※本記事の取材は2023年3月に実施したものです
今回は大村湾へ。湾の南に位置するマリーナアルパマから出港し、湾内を縦横無尽に駆け巡りクルージングと釣りを楽しんだ。大村湾は四方を陸に囲まれており、外海とつながっているのが2カ所の瀬戸のみという閉鎖性の高い海域。深いところでも水深40メートル以浅という浅い海で、外海とつながる湾口部は潮汐に合わせて激流となることもあるが、マリーナアルパマのある湾奥部は比較的穏やか。
マリーナアルパマ
長崎空港からクルマで約45分、もしくは、空港から時津港まで高速船で約25分で行けて、港からマリーナまではクルマで約3分という好立地
〒851-2107
長崎県西彼杵郡時津町久留里郷1439-10
TEL:095-882-1829
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日振替)
営業時間:9:00~18:00(4~9月)、9:00~17:30(10~3月)
リニューアルして間もないマリーナ施設は、どこもきれいで清潔感あり!
もちろん施設内にはトイレや更衣室、シャワーなども完備♪
今回のナビゲーターは、マリーナアルパマ設立時からいる村本忠男さんと、入社3年目の釣り好き永尾幸大さん。まずはクルージングへと早速出港しようと桟橋に向かって歩いていると、青いオケが。「マリーナで養殖したカキを殺菌しているんですよ」と教えてくれる村本さん。なんと、こんな装置があるマリーナは見たことがないと由梨ちゃんもびっくり。大村湾ではカキの養殖が盛んとのことで、絶対に食べないと!と意気込んでいる。クラブ艇は175馬力船外機搭載のヤマハYFR-24。航行区域は大村湾全域なので、早速、湾口へと向かって北上!
ベタ凪の海上を滑るように進んでいく。こんな海面を見ると、トーイングも楽しみたくなるが、訪れたのは海水浴シーズンではないため残念
航行区域の北限は外海に通じる針尾瀬戸に架かる西海橋(奥に新西海橋も見えている)。この針尾瀬戸近くは釣りの好ポイントになっていて、釣りをしているボートの姿も見かけた
針尾瀬戸の東側にあるハウステンボスを背景に。異国情緒漂う建物が並んでいるのが沖からも眺められる。併設するハウステンボスマリーナ&ハーバーにはビジターとして寄港可能だ
今度は一転、南下して、湾の南西部にある島が点在するエリアへ。島の間を抜けていくと橋の上をゴルフカートが走っている! なんと、ゴルフコースに設定された島とのことで、四方を海に囲まれたコースは開放感があって楽しそう。ちなみにカメラマンからのリクエストで由梨ちゃんは「ファー」と言っている(笑)
その後、無人島である二島へ上陸! 海水浴シーズンにはボートがたくさん来るというの人気スポットで、たしかに海水浴に来たら気持ちよさそうな水のキレイさ
マリーナ近くの洋食屋で買ってきたお弁当を広げてランチタイム♪ その後、小さいながらも島を散策
ボートに戻って名物の時津まんじゅうをいただく。町内にはこのまんじゅうを作る店が3店舗あって、微妙に味が違うので食べ比べがオススメ
ランチのあとは世界初の本格的な海上空港となった長崎空港へ。滑走路への誘導灯はシーバス(スズキ)やチヌ(クロダイ)の好ポイントとなっているとのことで、少しだけサオを出してみることに。着陸していく飛行機を見上げながらのぜいたくな釣りとなった(釣れなかったけど)
マリーナへ戻る途中、マリーナアルパマの経営母体であるヤマハマリン西九州が指定管理するコテージの前を通過。結構リーズナブルなので、このコテージに宿泊してシースタイルを利用する、というプランもすてき
翌日は釣り本番! この日も快晴ベタ凪な中、マリーナを出て北上し、針尾瀬戸手前の海域に浮かぶ。マダイがいいとのことでまずはタイラバから。水深は30メートルくらいだけど潮が速いので、80グラムのタイラバを落としても90メートルくらいイトが出されてしまう。なかなか釣りづらいので、少し潮のゆるいところに移動してもらうと由梨ちゃんに猛烈なヒット。フォール中のタイラバに掛かったようで、すごい勢いでイトが出されている。みるみるうちにスプールが見えてきそうなくらい出されてしまったので、少しドラグを締めてみると、そこでプツンと魚の重量感が……。がっくり崩折れる由梨ちゃんでした。残念。
最初の猛攻はなんだったのかというくらい、その後の海はいたって穏やか。アタリもなく時が過ぎる
タイラバからSLJ(スーパーライトジギング)に変えて釣っていると、ジグと同じくらい小さなエソが掛かった
あっという間にお昼の時間になったので、針尾漁港へ入港してランチタイムに。港から歩いてすぐのところにあるカキ小屋へ向かう
食べたかった大村湾のカキ♪ 大村湾は塩分濃度が少し低いため、カキの身にに甘みと旨味が凝縮されるのだとか。刺し身に甘めの味付けがしてある「漁師丼」もいただいておなかいっぱい!
ランチのあとも釣りをねばってみたものの、海からの返答はなく、タイムアップとなったので、帰りは由梨ちゃんの操船で帰港
『ボート倶楽部』2023年6月号には、マリーナの周辺情報も掲載。ボート遊びの帰りに立ち寄れる食事処や観光スポット、お土産などが紹介されている
晴山由梨(はれやま・ゆり)
4代目アングラーズアイドル。ダイワのフィールドスタッフ、シーガーのフィールドテスター、キャスティングのイメージガール、つりジェンヌのアンバサダーなどを務め、各種メディアにて活躍中。プライベートでもヤマハマリンクラブ・シースタイルを利用して仲間と釣りに行く。InstagramやTwitter、Youtubeなどにも注目!
(文=BoatCLUB編集部/茂木春菜 写真=舵社/山岸重彦)
※本記事は『ボート倶楽部』2023年6月号より抜粋。バックナンバーや電子版、最新刊も、ぜひご覧ください。
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