釣りガール・晴山由梨ちゃんが、ヤマハマリンクラブ・シースタイルの各地のホームマリーナを訪れ、その海域でレンタルボート遊びを満喫する、『ボート倶楽部』の連載「Sea"Trip"Style」。
舵オンラインでは、その連載で過去に訪れたホームマリーナの魅力を、誌面では紹介しきれなかったオフショットとともに、あらためてご紹介したい。
今回は、2023年3月号で訪れた、マリンランド北谷フィッシャリーナ店(沖縄県)での遊び方。
※本記事の取材は2022年12月に実施したものです
この連載が始まったときから、由梨ちゃんがずっと行きたいと言ってきた沖縄へ。沖縄本島の中南西部にある北谷町フィッシャリーナに拠点を構えるマリンランド北谷フィッシャリーナ店から出て、クルージングと釣りを楽しむ今回。北谷町沖は、遊泳者やダイバー、漁船などが多く、軍事施設も近いことから、操船には注意が必要。また、浅瀬も多いので乗り揚げにも注意したい。
マリンランド北谷フィッシャリーナ店
那覇空港から車で約40分程度。空港からの直行バスもあるため、アクセスは良好。「うみんちゅワーフ」という海の駅の中に事務所があり、そこで手続きをしてから桟橋へ
〒904-0115
沖縄県中頭郡北谷町美浜54
TEL:098-989-0647
定休日:水曜日(祝日の場合は翌日振替)
営業時間:9:00~18:00(冬季の平日は~13:00
マリンランドはメンテナンスや艤装なども請け負っており、北谷町フィッシャリーナには大きな工場を構えている
マリンランドのみなさん。今回のナビゲーターは左の犀川一弥さん。マリンランドは北谷フィッシャリーナ店のほかにも、那覇市、沖縄市、名護市、今帰仁村、そして宮古島にも姉妹店がある
フィッシャリーナに到着すると、ナビゲーターの犀川一弥さんが出迎えてくれた。小麦色に焼けた肌が、ザ・海の男といった感じ。ちょうどお昼時だったので、軽食をゲットしてからクルージングに行くことに。マリーナに隣接する「シーフードハウスピア54」というカルフォルニアスタイルのレストランでテイクアウト。今回は利用しなかったが、シースタイル会員にはウェルカムドリンクのサービスもあるそう♪ 訪問したらぜひ利用したいところだ。
今回のクラブ艇は2艇。1日目はSR320FBでクルージング、2日目はAS-21WBで釣りと、用途に合わせて変更する。ということで、ランチを持ってSR320FBに乗り込み出発。目指すはサンゴ礁でできた三つの無人島群、チービシと呼ばれる慶伊瀬島だ。
250馬力船外機2基掛けの力強い走りでチービシへ向かう。フライブリッジから見ると、海の青さが一層際立って見え、沖縄の海に来た実感が湧く
チービシに到着してアンカリング。アンカーを下ろすのではなく、アンカリング用にブイが浮いているので、そこにロープを通す。サンゴ礁を傷つけないための配慮だ
ランチをいただきまーす! 少し遅くなっちゃったけど、青くて透明度の高い海を眺めながらのランチは最高♪
取材時期は海水浴にはちょっと冷たい季節。でも、せっかく透明度の高い海だから足先だけでもと、SR320FBの船尾プラットフォームからパシャパシャ
こんな感じでくつろぐことができるのもSR320FBのいいところ。写真ではわかりにくいが、海水の透明度が高く、南国らしい色をしていた
帰りは由梨ちゃんの操船で。「(ボートが)大きいのにステアリング操作が軽くて操船しやすい!」と絶賛の由梨ちゃん。安定の走りで帰港できた
帰港後は、「ここは夕日もきれいなので、ぜひ見て行ってください」といわれ、こんなマジックアワーを過ごすことができた
せっかくなので、マリーナ隣接のブリュワリーでご当地ビールを買ってSR320FBのフライブリッジで乾杯♪
翌日はAS-21WBにて釣りへ。由梨ちゃんは沖縄で釣りをするのは2回目だけど、前回は10年前で記憶もあいまいとのことで、楽しみにしてたそうだ。事前に80グラムくらいのタイラバがあればいいといわれており、ジグとタイラバを持ってきていた。「まずは近くの根周りをねらってみましょう。根魚系の魚がいろいろ釣れると思いますよ」との犀川さんの言葉で釣りスタート。
気持ちのいい青空の下、釣りポイントに向かって走る。午後から風が上がってくる予報だったので、様子を見ながら浅場から攻めていく
興味津々で犀川さんの仕掛けを見つめる由梨ちゃん。「タイラバみたいだけどタイラバじゃない」と不思議そう
犀川さんの仕掛けがこちら。25号の中通しオモリにクッションビーズとビーズを付けて、ハリを結ぶというシンプルなもの。エサにはイカの耳を細く切ったものを使用。これを底まで落として、底を小突くようにして誘うそう
由梨ちゃんはいつも使っている80グラムのタイラバを落として釣りスタート。まずは水深10~30メートルくらいのポイントをドテラ流ししていく
開始早々に犀川さんが釣り上げたハンゴーミーバイ。最初「わー!カラフルで沖縄らしい魚!」と思ったのに、わりと見慣れたアカハタだった。見慣れた魚でも沖縄で見ると、なんだか色がハッキリして、いつもと違うふうに見えるみたい
次々にいろいろな魚を釣り上げる犀川さん。中にはキツネウオやイシガキハタなど見慣れない魚も
あまりにも横で釣りまくる犀川さんを見て、由梨ちゃんはエサのイカの耳をもらってタイラバのハリにチョン掛けしてみることに
エサが効いたのか、この日初めてのキャッチ。普段見慣れない模様のトラギスは、オグロトラギスという名前だった
アタリが遠のいたので、水深40~60メートルのところへポイント移動して、今度は犀川さんの仕掛けを借りて釣り始めた由梨ちゃん。魚探の反応が気になる様子
「根掛かりかも」と言ってイトを張ったり緩めたりしていた由梨ちゃん。でも、少しずつだけど巻けるように。とにかく重そうで、ちょっとずつちょっとずつ巻き取っていく
なんと上がってきたのは2キロくらいありそうなミズダコ! 釣り上げたあと、船内をあっちへこっちへ這い回って、持ち上げるのが大変だった
その後、由梨ちゃんはマルクチヒメジを釣り上げ、犀川さんはシラマジューマー(ヒトスジタマガシラ)やすごく美味しいというシロダイ(サザナミダイ)をゲットして納竿となった
帰港途中、少しだけ寄り道。比謝川に入ると、左右を緑に囲まれ、海蝕洞や赤瓦の屋根などが見えて沖縄らしい景色が見られた
『ボート倶楽部』2023年3月号には、マリーナの周辺情報も掲載。ボート遊びの帰りに立ち寄れる食事処や観光スポット、お土産などが紹介されている
晴山由梨(はれやま・ゆり)
4代目アングラーズアイドル。ダイワのフィールドスタッフ、シーガーのフィールドテスター、キャスティングのイメージガール、つりジェンヌのアンバサダーなどを務め、各種メディアにて活躍中。プライベートでもヤマハマリンクラブ・シースタイルを利用して仲間と釣りに行く。インスタやツイッター、ユーチューブなど、随時更新中♪
(文=BoatCLUB編集部/茂木春菜 写真&動画=宮崎克彦)
※本記事は『ボート倶楽部』2023年3月号より抜粋。バックナンバーや電子版、最新刊も、ぜひご覧ください。
あわせて読みたい!
●【Sea"Trip"Style】#10三河湾/湾内をまるっと満喫♪
●【Sea"Trip"Style】#9瀬戸内海東部/多島海で釣り&クルーズを満喫!
●【Sea"Trip"Style】#8東京湾湾奥/フィッシング&アーバンクルーズ