運河クルーズのハイライトは、離着陸する飛行機たちを船上で目の当たりにする羽田沖!

2024.07.22

【水路を航く】#43/東京都・京浜運河~海老取川~多摩川河口 都心と空港をつなぐ“水の道”

京浜運河は、東京都港区の田町付近から始まり、多摩川の河口にある羽田空港へと続く。

そこからさらに南へ向かうと、川崎、横浜へとつながっている。埋め立て地の中に造られた運河沿いの景色は変化に富み、都心の運河クルーズとしても人気のコースとなっている。

特に羽田空港周辺は見どころが多い。D滑走路の進入灯付近では、ごう音とともに離着陸する飛行機を間近で見ることができる。

2010 年に完成したD滑走路は最先端の技術によって造られた、世界初の人工島と桟橋のハイブリッド滑走路で、多摩川河口部の通水性を確保する構造になっているのだ。

また、進入灯はシーバス(スズキ)などが潜むストラクチャーになり、釣り場としても人気がある。 

 

(トップ画像説明)
着陸する飛行機の目安となっている滑走路進入灯。その日の風向きや時間、天候などをもとにルートを選んだ飛行機が、立て続けに飛んでくる 

 

大きな夕日に照らされるD滑走路は羽田空港4本目の滑走路。海上から見ると、この巨大建造物の構造がよりよくわかる

 

海老取川にある係留場。舫われたフネ越しに、道路を走るクルマ、そして陸上に待機している飛行機と、陸海空の乗り物を一度に見ることができる

 

太陽が沈み、上空は藍色、水平線は薄いピンク色、海面は濃紺という幻想的な色合いの空を、飛行機が飛んでいく

 

 東京シティ競馬の愛称でも知られる大井競馬場。日没後通りかかると、最寄り駅の東京モノレール・大井競馬場前駅がライトアップされていた

 

日本各地にある海峡や運河などを巡る、月刊『ボート倶楽部』の人気連載「水路を航く」。 舵オンラインでは、過去に誌面で取り上げた水路の中から、印象的だったいくつかの水路を再掲する。

第43回は、『ボート倶楽部』2022年8月号に掲載された、京浜運河で出会った水辺の風景をお届けします。 (※本記事の取材は2022年の6月に実施しました。掲載内容は取材当時のものとなりますのでご注意ください)

 

(文・写真=舵社/山岸重彦) 

 


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