知る人ぞ知る、自作艇師匠の伊藤 猛さん。大洗マリーナを拠点に活動する〈弥勒II〉(横山 晃設計12m)のオーナー。
〈弥勒II〉はもちろん自作艇。これまでに5艇のキールボートを建造。現在、6艇目となるカタマラン、ジェームス・ウォーラム設計のTiKi30を建造しているという!
しかも、廃校となった旧 大貫小学校で!
なんだか面白うそうなので、海ガールの矢口あやはさんに突撃してもらいました。
メインカット | photo by Shigehiko Yamagishi | 茨城県大洗の旧大貫小学校で作業する弥勒チームの伊藤 猛さん(右端)! 皆さん、好きな艤装品?を手に。不思議な不思議なカタマラン造船のお話です♪ 写真後列左から伊藤 靖さん、江口 肇さん、蛭田 栄さん、伊藤 猛さん。そしてあやはさん
https://yachtsailer-ito.jimdofree.com/
〈弥勒II〉(横山 晃設計12m)のオーナー、伊藤 猛さんとひじタッチでごあいさつ!
工房の敷地内、駐車場の屋根はモールドの保管場所に。左が横山12m、右が横山9.8m
水戸市にある伊藤さん所有の造船工房。天上に吊っているのは倒立、つまりさかさまで作業中の横山9.8mのデッキ
校舎裏に置かれたカタマラン、TiKi(ティキ)30のハルモールド。片方は室内に保管
完成したハル(片舷)。多くの仲間が伊藤さんのもとに集まり、作業を行った
ハルのFRP積層を終えたところ。カーボンをFRPでサンドイッチしており、強度はバツグン
大きなのっぽの古時計を発見! 動いております
カーボンで積層したOP級! クラスルールを超えた遊び心で作成
カーボン製はラクラク持ち上がります
こちらはFRP艇……。重いです!
『モチモチの木』の切り絵の前に置かれたTiKi30のラインズ
2021年12月14日に永眠した設計者、ジェームス・ウォーラムの名前が。マルチハルの先駆者と呼ばれた
A級ディンギーも多数建造。こちらはなんとカーボン積層!
貴重なカーボン繊維の反物!
カーボン繊維にテンションがあがるあやはさん。繊維を記念にいただきました!
樹脂の脱泡含浸(気泡を抜いて繊維をなじませる)に使用するローラー
気泡抜きローラー、大小あります!
クラブハウスでTiKi30 建造にいたるまでの自作艇の道のりを伺う。熱き造船魂に感服
大洗マリーナには、伊藤さんの造船日記のプリントが展示されているのだ
伊藤さん自作の舵誌ラック。なんとブナシメジ100g×30の段ボールが3年分36冊ぴったり!
伊藤さんが集めたジェームス・ウォーラム設計のカタマランのイメージ図。いつかはアイランダー65(右下)を!
大洗マリーナで組まれたTiKi30。いよいよ後編で実艇を拝見します!
海沿いの道路に面した二の鳥居
海に面した鳥居が豪快な大洗磯前(いそさき)神社。海を望む鳥居からの海景を楽しもう
御祈祷は虫切から大漁祈願まで多数
岩場に立つ神磯の鳥居。東を向いており、朝日の名所なのだ
高さ55m、大洗港を一望できる大洗タワー。入場料は1人340円
テレビ望遠鏡が楽しい!
ゆるキャラ、アライッペのぬいぐるみ♪ しらすの毛にハマグリの鼻!
大洗マリーナ2階のトラットリアでランチ!
あんこうのトマトスープパスタ(1,903円)。アンキモたっぷりです!
ウォーキングポールを手に、ビーチを歩く!
〈弥勒〉クルー、江口 肇さんはノルディックウォーキング指導士(日本ノルディックウォーキング振興会)
完走したぞ! というフリ。10分ほどの体験でしたが 二の腕に利きます!
初日の夜は、〈弥勒〉のクルー、蛭田 栄さん、江口さんとアンコウ鍋パーティー! 1泊2食付き1人8,500円から
アンコウ鍋は追加で1人3,000円~。写真は5人前
味噌ベースのダシにアンコウの肝が溶け込む……。悶絶のうまさ!
ビールが進む♪
(文=中村剛司/Kazi編集部 写真=山岸重彦/舵社)
※関連記事は、月刊『Kazi』2023年5月号に掲載。バックナンバーおよび電子版をぜひ
矢口あやは
Kazi誌にて連載「矢口あやは、海ガールはじめました!」執筆中。6月14日、大阪生まれ。ライター、ときどきイラストレーター。旅行誌やカルチャー誌を中心に、グルメ、歴史、美容などのジャンルで活動。生物が好きで2014年に狩猟免許取得。2020年に1級ボート免許取得、さらに2021年に3級海上特殊無線免許取得。夢はヨットで世界一周。
ブログ:https://ayaha-yaguchi.amebaownd.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/ayaha614/
あわせて読みたい!