
ボートで日本一周したい! けど実際には色々難しいので、妄想ですることになった当企画。前回は能登半島の上にある舳倉島を経由して能登半島の天辺にある輪島マリンタウンボートパークへと向かった。さて、次はどこに寄ろうかな?
【これまでの内容】
島を目指して、ほぼ一直線に100マイルちょっと。やっと舳倉島に到着。渡り鳥の飛来が多く、バードウオッチングで有名な島のようだ。そんないい倍率の双眼鏡積んでたっけな。鳥といえば、セールボートで旅をしていると、たまに羽を休めにいろいろな種類の鳥が来ていたものだけど、モーターボートではさすがにスピードが速すぎて見かけないなぁ。
なんて思いながら上陸。なごやかな雰囲気の島だ。散策して満足したら今度は輪島市マリンタウンにあるボートパークへ。すでに結構時間がかかっちゃってたから、白米千枚田を海から眺めるのは別の日にして入港した。わかってはいたけど、港が北側に開けているため北寄りの風だとちょっと不安だな。保管艇は上架しているから問題なさそうだけど。移動することも視野に入れつつ、桟橋に係留して様子を見る。
※上記情報は2022年7月時点でのもの2024年の能登半島地震により、2025年12月現在も、輪島マリンタウン ボートパークは休業中となります
目的の一つだった筆者・横山修二さんとの再会には、やはりボートで行った。約60マイルと少し距離はあるが、せっかくだし陸路で行って、また戻って、とするよりいいなと思ったのだ。輪島市内の陸からの観光を堪能し、出港。白米千枚田をしっかり海上からも見ながら、能登半島の先端をぐるっと回り、七尾湾へ。横山さんのホームポートに係留させてもらう。しっかり釣りに連れて行ってもらって、大満足で七尾湾をあとにする。さて、次はどこへ行こうかな?
ぱっと見ると佐渡島がある。うん、いいよね、佐渡島。以前、行けるチャンスがあったけど、行けなかったのだ。だから上陸してみたい。たしか、南にある小木港が海の駅にもなっていたはず。さどおぎ海の駅だ。あらためて調べると、係留料は日帰りも宿泊も無料となっていて、なんて太っ腹な。七尾湾からは80マイル程度。距離的にはもっと走れるけど、スルーするには惜しいところに島があるし、いいんじゃないかな。
と思ってたら、ちょうど6月に姉妹誌『Kazi』の編集部員Mが佐渡島に行ったとのこと。タイムリーだなと思ったら、『Kazi』8月号の特集は「まだ見ぬ日本の島」。島好き必見ですな。私も楽しみにしておこう。
さて、佐渡島といえば、外せないのが「たらい舟」。絶対漕いでみたい。ほかにも金山や絶景ポイントなど、大きい島だから見どころがたくさんある。レンタカー借りたとて、全部回りきれるかな? おいしいグルメ情報もあるから、いろいろ回ってみよっと。どんな出会いがあるのかな~♪
能登半島の天辺から七尾湾を経由して佐渡島へ。七尾湾は筆者・横山修二さんが愛艇を係留しているので、立ち寄ったのだ
佐渡島のたらい舟。漕ぐのは少しコツが要りそうだけど、ぜひとも漕いでみたい
日本一周を想定するボート〈BC〉の主な仕様
●全長:8.2m ●全幅:2.7m ●搭載船外機:115馬力×2 ●燃料タンク:400L ●巡航速度:約20ノット
(文=茂木春菜/BoatCLUB編集部 写真=Kazi編集部)
※当記事は月刊『BoatCLUB』2022年8月号に掲載していた「妄想全開! 机上で日本一周」の内容を再編集したものです。
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