沖縄県の宜野湾港マリーナ沖から座間味島の座間味港沖へ。全28マイルの航程を走る、「第48回 座間味ヨットレース」が、6月28日に開催された。晴れ渡る青空と、それに勝る青く澄んだ海、そして慶良間諸島の美しい景観を堪能できるこの大会は、長年にわたり多くのヨットセーラーに愛されてきた。そんな座間味ヨットレースだが、48回目を迎えた今大会では、ある記録が誕生することとなった。
エントリーした58艇中、なんとフィニッシュできたのは1艇のみ。これは大会48回目にして初めてのことだ。途中で無風域につかまり、それに加えて強い向かい潮で後進してしまった艇が多く、前に進めることに苦戦した。そんな中、見事唯一のフィニッシュを果たし、ファーストホーム賞、クラス優勝、総合優勝を果たしたのは〈そんごくう7〉(ヤマハ9.5IMS)チームであった。
〈そんごくう7〉チームは、スタート後最初に見えてくる島々、チービシの南側を通るコースを選択。これが功を奏し、唯一のフィニッシュ艇となった。
ただ、リザルトがつかなかった参加艇を見ても、参加者たちの顔は皆そろって笑顔。それはフィニッシュすることのほかにも、たくさんの魅力がこのレースにはあるからだ。
そんな魅惑のレースを楽しんだ皆さんの様子を、KAZIオンラインがお届けします!
(文・写真=有賀航平/Kazi編集部)
※ 第48回 座間味ヨットレースの記事は月刊『Kazi』2025年9月号に掲載予定。バックナンバーおよび電子版をぜひ