ボートで日本一周⑥｜伊勢湾→那智勝浦へ
2024.08.13ボートで日本一周したい！ けど実際にはいろいろ難しいので、妄想ですることになった当企画。前回は伊勢湾まで進んだ。その先は五ヶ所湾？ 尾鷲？ 那智勝浦？ さて、どうしよう？
【これまでの内容】
ボートで日本一周①｜どんなボートで、どんな航程で、日本一周しよう？
伊勢湾周辺の滞在は濃かった（はず）。会いたかった栗田竜男さんには釣りに連れて行ってもらって、マダカ（スズキ）にカサゴと楽しかったなぁ。その後、三河湾のほうにも行き、いろいろなマリーナや佐久島などの島にも滞在して満喫。足を延ばして鳥羽マリーナにも行った（すべて妄想）。学生のとき初めて行ってから変わらないなぁ（願望）。
というわけで、この周辺で楽しんでいたら、1週間があっという間にすぎた。そろそろ次の港へとは思うけど、どこへ行こうかしらん？ 学生のときに、五ヶ所湾や尾鷲の港には入ったことがある。でも、どちらも一度だけだったし、まだ下級生のときだったから、うろ覚えだ
五ヶ所湾はイケスがありまくって、それをワッチするのにドキドキしすぎて、港のことはあまり覚えていない。尾鷲は、泊地の周りを背の高い堤防が囲っていたように思ったが、グーグルマップのストリートビューで見たら、そんな堤防はなかった。まぁ15年くらい前のことなので、どこかの港と記憶違いをしているのだろう。
う～ん、やっぱり那智勝浦に行きたいから、近くにある「なちかつうら海の駅」であるフィッシャリーナ那智へ向かおう。那智勝浦はいろいろと思い入れのある地なのだ。学生のときにも寄港しているはず。港についてはまったく覚えてないけど、熊野古道や那智の滝に、よく滑るサンダルで行った覚えはある。
取材で新宮のほうへも行ったなぁ。そのとき、『BoatCLUB』の筆者・服部宏次さんの知人の店「味斗」で食べた、イルカとマグロがびっくりするくらいおいしかった。ぜひ、また食べたい。港からは少し距離があるけど、まぁなんとかなるだろう。というわけで、服部さんと一献！ と思ったら、服部さんはお酒飲まないんだった。
フィッシャリーナ那智
サイトに航路図が掲載されているので、その通りに入港したい。2019年に問い合わせで電話したときは、ビジターは桟橋利用で、水と電気は使用可。給油も近くのガソリンスタンドにお願いできると聞いたが、そのままだろうか。事務所は火曜と木曜の午後しか開いていないので、要事前連絡（TEL：0735-52-2711）のこと
服部宏次さん。滋賀県在住。『週刊釣りサンデー』の記者を経て、フリーのライター兼編集者に転身。和歌山県新宮市三輪崎を拠点に、愛艇〈ワイルドキャット〉（ヤマハUF-33／260馬力）でスポーツフィッシングから深場釣りまで多彩に楽しんでいる
この旅で想定しているボート〈BC〉の主な仕様
●全長：8.2ｍ ●全幅：2.7ｍ ●搭載船外機：115馬力×2 ●燃料タンク：400L ●巡航速度：約20ノット
（文＝茂木春菜／BoatCLUB編集部）
※当記事は月刊『BoatCLUB』2019年12月号に掲載していた「妄想全開! 机上で日本一周」の内容を再編集したものです。
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