パリ五輪セーリング競技、レース6日目の8月2日から男女混合470級の予選が始まった。今大会より男女別から男女混合となった470級。日本からは、2023年の世界選手権を制した岡田奎樹/吉岡美帆(トヨタ自動車東日本/ベネッセホールディングス)が出場する。
第2レース、スイスがトップ回航し、岡田/吉岡は2番手で下のゲートマークを回航
金色の「470」ステッカーは、世界選手権チャンピオンにのみ与えられる特別なもの(7月27日の練習時の写真)
第1レースは2回のゼネリコを経て、9~10ktでスタート。岡田/吉岡は下1のアウターマークからラインを切り、1上をトップで回航すると、そのまま維持してフィニッシュした。
第2レースは8ktで、岡田/吉岡は再び下からスタート。フリートをリードするスイスに続いて、岡田/吉岡は2位フィニッシュ。レース初日を1-2の3点で終え、暫定トップという最高のスタートを切った。
岡田の友人でライバルでもある、東京五輪銅メダリストのスペインのジョルディ・シャマルは、5-6の11点で暫定2位。岡田/吉岡にとって8点差を付けられたのも大きいだろう。470級は連日2レースずつ5日間で予選を行い、6日目には上位10艇によるメダルレースを行う予定だ。
沖縄県・座間味島での470級合宿にも参加したスペインチーム、ジョルディ・シャマル/ノラ・ブルグマン
本日8月3日のマルセイユは強風予報となっている。なお今日から男女混合ナクラ17級の飯束潮吹/西田カピーリア桜良(エス・ピー・ネットワーク/エス・ピー・ネットワーク、関西大学)が出場する。
レーススケジュールは以下の通り。
◆男女混合ナクラ17級 第1レース 20:05~、第2レース 20:57~、第3レース 21:49~
◆男女混合470級 第3レース 22:45~、第4レース 23:52~
8月2日は延期された男女スキフ種目のメダルレースを実施。写真は男子49er級のメダルセレモニーで自撮り(ビクトリーセルフィー)するメダリストたち。1位 スペイン、2位 ニュージーランド、3位 アメリカ。使われているスマートフォンは、五輪スポンサーであるサムスンのもの
記者会見場での女子49er FX級のメダリスト。1位 オランダ、2位 スウェーデン、3位 フランス
TVerのライブ配信はこちら。本日も19時より配信予定(470級は放送なし、ナクラ17級は放送ありの見込み)。
https://tver.jp/olympic/paris2024/live/SALMILCA7-------------PREL000500--/
トラッキングはこちら。
https://paris2024.sailing.org/tracking/
日本代表の成績(6日目終了時点)
【男女混合470級】8月2日で2レース終了
岡田奎樹/吉岡美帆 1位/19艇[1-2]
【男女混合ナクラ17級】
飯束潮吹/西田カピーリア桜良 レースは8月3日(土)から
【男子iQフォイル級】8月1日で全13レース終了
富澤 慎 18位/24艇[6-20-3-(BFD 25)-15-18-13-17-18-(21)-9-17-13]
【女子49er FX級】7月31日で全12レース終了
田中美紗樹/永松瀬羅 17位/20艇[4-12-4-14-12-11-14-16-(19)-13-19-11]
公式のリザルトは以下よりご覧ください。
ワールドセーリング リザルトセンター
https://paris2024.sailing.org/racing/results-centre/
パリ五輪デイリーレポートはこちら。
■DAY1 女子49er FX級の田中美紗樹/永松瀬羅が初日4位|パリ五輪
■DAY2 男子iQフォイル級の富澤 慎は6位発進|パリ五輪
■DAY3 風に恵まれたマルセイユ、日本勢は順位を落とす|パリ五輪
■DAY4 女子49er FX級の田中/永松はメダルレース進出ならず|パリ五輪
■DAY5 男子iQフォイル級の富澤、5度目の五輪が閉幕|パリ五輪
(文=森口史奈/Kazi編集部 写真=Alen Photography / Nikos Alevromytis / 国際470級協会、World Sailing / Lloyd Images、Sander van der Borch、Jean-Louis Carli)
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