岡田/吉岡がTEAM JAPAN帰国時記者会見に出席|パリ五輪

2024.08.14

8月14日、グランドプリンスホテル新高輪で、「第33回 オリンピック競技大会(パリ五輪) TEAM JAPAN帰国時記者会見」が実施された。セーリング競技男女混合470級で銀メダルに輝いた岡田奎樹/吉岡美帆(トヨタ自動車東日本/ベネッセホールディングス)も出席した。

 

今日の記者会見には、日本代表の69人の金、銀、銅のメダリストのうち、65人が勢揃い。4人は海外での転戦などの予定があり、欠席となった。

 

TEAM JAPAN団長の尾縣 貢さんおよび、旗手を務めた江村美咲選手(フェンシング競技)、半井重幸選手(ブレイキン競技)があいさつした後、金メダリスト、銀メダリスト、銅メダリストの順に一言ずつコメント。

 


尾縣 貢団長(中央)、尾縣さんの右が江村美咲選手、同左が半井重幸選手

 

岡田選手「美しいマルセイユの海、そして空のもと、セーリングを楽しませていただきました。4年後のさらなる高みを目指して頑張りたいと思います。応援ありがとうございます」

 

吉岡選手「私は3回目のオリンピック挑戦で、今までの努力が報われて、こうして銀メダルを獲得することができ、とてもうれしく思います」

 

 

柔道競技のウルフ・アロン選手は「本日は私のためにこのような会を開いていただき、誠にありがとうございます」、馬術競技の大岩義明選手は「ついこの間まで大学生だと思っていたんですが、いつの間にか初老と呼ばれるような年になってしまいました。ここまで続けることができ、本当によかったと思います」と報道陣の笑いを誘った。

 

また、質疑応答では、「マルセイユについてからの練習で、メダルはある程度の目処がついていました。1位から3位に落ちたときは戦略的にあまり良くないところがあったので、そこを修正して(4日目以降に)臨みました」(岡田選手)、「マルセイユに到着してからの練習で、メダル争いに絡める位置にはいるんじゃないかなと実感していました。メダルレースに向けては自分たちのレースをしようというふうに2人で話し合ってレースを進めていきました」(吉岡選手)と五輪を振り返った。

 

岡田/吉岡は、8月20日(火)~25日(日)に神奈川県・江の島ヨットハーバーで開催される「第53回 全日本470級ヨット選手権大会」に出場する予定で、これが凱旋レースとなる。

 

 

パリ五輪デイリーレポートはこちら。

■DAY1 女子49er FX級の田中美紗樹/永松瀬羅が初日4位|パリ五輪

■DAY2 男子iQフォイル級の富澤 慎は6位発進|パリ五輪

■DAY3 風に恵まれたマルセイユ、日本勢は順位を落とす|パリ五輪

■DAY4 女子49er FX級の田中/永松はメダルレース進出ならず|パリ五輪

■DAY5 男子iQフォイル級の富澤、5度目の五輪が閉幕|パリ五輪

■DAY6 男女混合470級の岡田/吉岡、メダルに向けスタートダッシュ|パリ五輪

■DAY7 岡田/吉岡は首位を維持、飯束/西田も予選始まる|パリ五輪

■DAY8 岡田/吉岡は暫定3位、上位は混戦|パリ五輪

■DAY9 470級はレースなし、飯束/西田は17位に浮上|パリ五輪

■DAY10 岡田/吉岡は3位でメダルレース進出、飯束/西田の挑戦は終わる|パリ五輪

■DAY11 男女シングルハンド種目でメダリストが誕生|パリ五輪

■DAY12 20年ぶりの快挙! 男女混合470級の岡田/吉岡が銀メダルに輝く|パリ五輪

■DAY13 全日程が終了、メダルを最も獲得した国はオランダ|パリ五輪

 

(文=森口史奈/Kazi編集部 写真=山岸重彦/舵社)

 


あわせて読みたい!

●7月5日発売、月刊『Kazi』8月号|第2特集「岡田奎樹の衝撃。」

●8月5日発売、月刊『Kazi』9月号|特集は「レーサーの資質」

●男女混合470級 岡田/吉岡、世界を制す。次はアジア大会金メダルへ

 


ヨットレース

ヨットレース の記事をもっと読む